沖縄の民宿ではホテルのように決まったチェックイン・アウトがないため、普段の生活リズムの中でゆったりとした時間を過ごすことができます。

沖縄でリゾートホテルに泊まったら、ホテル内でさまざまなサービスが用意され、外に出なくても十分楽しめることに驚きます。プライベートビーチがあり、アクティビティのメニューも豊富で、レストランも数種類あります。沖縄に行くと、観光、ビーチ、食事、買い物とやりたいことがたくさん、という人も多いので、ホテルだとその点は便利だと思います。
一方、民宿ではそれほどのサービスはありません。特に昼間は普通の時間が流れているだけです。夕食や夜はにぎやかな民宿でもたいていの客が出かけています。車で行かないと何もない場所かもしれませんが、近所の食堂や商店が意外に面白く、おいしかったりするものです。思い切って出会う人に声をかけて話しても、皆親切に話してくれます。

私はいつも海の近くの宿を探します。プライベートビーチはなくてもすぐそばに地元の人しか泳がないような自然のビーチがあるのです。整備されていなくても自然のままの美しさがあり、早朝や夕方の散歩は人が少なく、とても落ち着きます。宿の人に詳しく聞いてからいくと、シュノーケルのポイントや安全な遊び場所を教えてくれることもあります。
小さい子供を連れているので、ハードなスケジュールは避けたいという場合も、やはり民宿がおすすめです。朝近くの海で遊び、午後からは大人もいっしょに部屋で昼寝をとります。ホテルの部屋の快適さとは違って、畳にごろんと寝転んで自然の風を感じながら休むことができます。
以前泊まった宿で、昼寝の後、一緒に食べませんかと、カキ氷をいただいたことがあり、とてもおいしかった記憶があります。特別なものではないのですが、親戚のうちにいるような、暖かいもてなしのこころがじんわりと感じられました。子供も観光地のことより、そういうことや宿の人のことをよく覚えているのが不思議です。
ホテルにはホテルの良さがあり、一概に比較はできません。民宿は不便でうるさいこともあるかもしれませんが、それも旅行のおもしろさだと感じることができれば何よりです。せめて1泊でも民宿に滞在し、違った角度から沖縄の良さを見つけてもらえれば嬉しいです。